書類選考を通過したら、次はいよいよ面接です。「未経験で技術的な質問をされたらどうしよう」「何をアピールすればいいのかわからない」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
未経験者の面接では、専門的な技術力よりも、エンジニアを目指す理由や学習意欲、人柄、職場との相性が重視される傾向にあります。つまり、しっかりと準備をしておけば、未経験であっても十分に評価してもらうことができます。
この記事では、未経験エンジニアの面接でよく聞かれる質問と、答え方のポイントを詳しく解説します。
目次
未経験者の面接で企業が見ているポイント
質問への答え方を考える前に、企業が未経験者の面接でどのような点を見ているのかを押さえておきましょう。
- エンジニアへの意欲:なぜエンジニアになりたいのか、その理由に納得感があるか
- 学習する姿勢:自ら学び続けることができるか、実際に行動しているか
- コミュニケーション力:相手の話を理解し、自分の考えをわかりやすく伝えられるか
- 職場との相性:会社の雰囲気や価値観に合っており、長く働いてくれそうか
これらのポイントを意識しながら、それぞれの質問に対する答えを準備していきましょう。
よく聞かれる質問と答え方のポイント
質問1:なぜエンジニアになりたいのですか?
未経験者の面接で、ほぼ必ず聞かれる質問です。「将来性があるから」といった一般的な理由だけでなく、自分自身の体験に基づいたきっかけを伝えることが大切です。
回答例:「前職で社内の業務システムを使う中で、システムによって業務が大きく効率化される様子を目の当たりにしました。その経験から、使う側ではなく、仕組みを作る側として人の役に立ちたいと考えるようになり、エンジニアを目指しています。」
質問2:エンジニアになるために、どのような勉強をしていますか?
学習意欲を確認するための質問です。学んでいる内容、使っている教材、学習時間、取得した資格や作った成果物などを、できるだけ具体的に伝えましょう。
学習の内容に加えて、つまずいたときにどう乗り越えたかを話せると、自分で調べて解決する力もアピールできます。学習を始めたばかりの場合でも、正直に現状を伝えたうえで、今後の学習計画を示せば問題ありません。
質問3:前職を辞めた(辞めたい)理由は何ですか?
転職理由は、伝え方に注意が必要な質問です。前職への不満をそのまま伝えるのではなく、エンジニアを目指すという前向きな目標と結びつけて話しましょう。
たとえば「前職では残業が多かった」という理由であっても、「専門的なスキルを身につけ、長く活躍できるキャリアを築きたいと考えた」というように、将来に向けた前向きな理由として伝えることが大切です。
質問4:前職の経験をどのように活かせますか?
エンジニアとは異なる職種の経験であっても、活かせる強みは必ずあります。営業職であればヒアリング力や提案力、販売職であれば相手の立場に立って考える力、事務職であれば正確さや効率化の工夫などが挙げられます。
エンジニアの仕事は、チームやお客様とのやり取りも多い仕事です。前職で培ったスキルがエンジニアの仕事のどんな場面で役立つのかまで具体的に伝えられると、評価につながりやすくなります。
質問5:入社後、どのようなエンジニアになりたいですか?
キャリアのビジョンや成長意欲を確認する質問です。「3年後には設計や構築を任されるエンジニアになりたい」「将来はクラウドの分野で専門性を高めたい」など、できるだけ具体的に答えましょう。
その際、応募先の企業の事業内容やキャリアの制度を踏まえて答えると、「この会社で長く働きたい」という思いも伝わります。
質問6:当社を志望する理由は何ですか?
「なぜ他社ではなくこの会社なのか」を確認する質問です。研修制度、事業内容、社風、働き方など、その会社ならではの魅力に触れながら、自分の目標とどうつながるのかを伝えましょう。企業のホームページや求人情報を事前によく読み込んでおくことが欠かせません。
質問7:今後、どのような技術を学びたいですか?
学習意欲や、エンジニアとしての関心の方向性を確認する質問です。応募先の企業で使われている技術や、目指す職種に関係する分野を挙げると、入社後の姿をイメージしてもらいやすくなります。「インフラの基礎を固めたうえで、将来はクラウドの技術を身につけたい」のように、段階を追って答えると、計画的に成長しようとする姿勢が伝わります。
質問8:ほかにどのような企業を受けていますか?
転職活動の軸や、志望度の高さを確認するための質問です。嘘をつく必要はありませんが、応募している企業に一貫性があることを示せるとよいでしょう。たとえば「未経験から研修を受けてインフラエンジニアを目指せる企業を中心に応募しています」のように、自分なりの企業選びの軸とあわせて伝えるのがおすすめです。
答えに詰まったときの対処法
面接では、準備していなかった質問をされたり、技術的な質問にうまく答えられなかったりすることもあります。そんなときは、慌てずに次のように対応しましょう。
- 少し考える時間をもらう:「少し考えてもよろしいでしょうか」とひと言伝えてから、落ち着いて答えをまとめましょう。
- わからないことは正直に伝える:知ったかぶりをするよりも、「現時点では勉強不足でわかりません。入社までに学んでおきます」と正直に伝えるほうが好印象です。
- 質問の意図を確認する:質問の意味がわからない場合は、「〇〇ということでしょうか」と確認してから答えて問題ありません。
未経験者の面接では、完璧な答えよりも、わからないことに対して誠実に向き合う姿勢が評価されることも多いものです。
逆質問で意欲を伝えるコツ
面接の最後には、「何か質問はありますか?」と聞かれることがよくあります。この「逆質問」も、意欲をアピールできる大切な機会です。「特にありません」と答えるのは避け、事前にいくつか質問を用意しておきましょう。
- 入社後の研修では、どのような内容をどれくらいの期間で学びますか?
- 未経験で入社された方は、どのようにスキルアップされていますか?
- 入社までに勉強しておくとよいことがあれば教えてください。
- 活躍されているエンジニアの方に共通する特徴はありますか?
一方で、給与や休日など待遇面の質問ばかりになると、仕事への意欲が低い印象を与えてしまう可能性があります。待遇面で確認したいことがある場合は、転職エージェントを通して確認するのもひとつの方法です。
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面接で落ち着いて答えるために、次の準備をしておきましょう。
| 準備すること | ポイント |
|---|---|
| 企業研究 | 事業内容、研修制度、求める人物像を確認する |
| 回答の整理 | よく聞かれる質問への答えを、要点だけメモにまとめる |
| 声に出して練習 | 丸暗記ではなく、自分の言葉で話せるように練習する |
| 逆質問の準備 | 企業に合わせて2〜3個の質問を用意しておく |
| 身だしなみ・持ち物 | 服装や必要書類、オンライン面接の場合は通信環境を確認する |
回答を一字一句暗記しようとすると、本番で言葉に詰まったときに焦ってしまいがちです。伝えたい要点だけを押さえ、あとは自分の言葉で話すことを意識しましょう。
面接が終わった後にやっておきたいこと
面接は、終わった後の振り返りも大切です。面接が終わったら、できるだけ記憶が新しいうちに次のことを行いましょう。
まず、実際に聞かれた質問と、自分がどう答えたかをメモに残しておきましょう。うまく答えられなかった質問は、どう答えればよかったのかを考え直しておくと、次の面接に活かせます。複数の企業の選考を受けていると、同じような質問をされることも多いため、面接を重ねるほど回答の質が上がっていきます。
また、面接の中で知った企業の情報や、感じた雰囲気も記録しておきましょう。複数の企業から内定をもらったときに、どの企業を選ぶかを判断する材料になります。
オンライン面接で気をつけたいこと
最近は、一次面接などをオンラインで行う企業も増えています。対面の面接とは異なる点もあるため、次のポイントを押さえておきましょう。
- 通信環境と機材を事前に確認する:指定されたツールを事前にインストールし、カメラやマイクが正しく動くかテストしておきましょう。
- 背景と明るさを整える:背景はできるだけシンプルにし、顔が暗く映らないように照明の位置を調整します。
- 目線と話し方を意識する:画面ではなくカメラを見て話すと、相手と目が合っている印象になります。対面よりもややゆっくり、はっきり話すことを心がけましょう。
- 開始時間の少し前に入室する:接続トラブルに備えて、余裕を持って準備しておくと安心です。
まとめ
未経験エンジニアの面接では、技術力よりも、エンジニアを目指す理由や学習意欲、人柄が重視されます。よく聞かれる質問への答えを事前に整理し、自分の経験や行動を具体的に伝えられるように準備しておきましょう。
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