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「未経験エンジニアはやめとけ」と言われる理由は?向いている人・後悔しない進め方

「GO」と「STOP」の道しるべの前で迷う人のイラスト

「エンジニアに興味はあるけれど、ネットで調べると『未経験エンジニアはやめとけ』という声ばかり目に入る」「本当に転職して大丈夫なのか、後悔しないか不安」と感じている方は多いのではないでしょうか。SNSや動画、掲示板には厳しい意見が並んでおり、どこまで信じてよいのか迷ってしまいますよね。

「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われる背景には、実際に起こりやすいつまずきや、IT業界特有の構造があります。一方で、その多くは事前に知っておけば避けられる、あるいは対策できるものです。厳しい声だけを見て諦めてしまうのも、甘い宣伝だけを見て飛び込んでしまうのも、どちらも後悔につながりやすいといえます。

この記事では、「未経験エンジニアはやめとけ」と言われる主な理由を公平に整理したうえで、やめたほうがいい人と目指す価値がある人の特徴、自分に合うかを確かめるチェックリスト、後悔しないための具体的な進め方を解説します。

目次
  1. 「未経験エンジニアはやめとけ」と言われる主な理由
    1. 学習が続かず、途中で挫折しやすい
    2. 最初の仕事が想像していた内容と違う
    3. 年収が一時的に下がることがある
    4. IT業界の多重下請け構造で経験が積みにくいことがある
    5. スクールや情報商材の過剰な宣伝がある
    6. 学び続ける必要があり、楽な仕事ではない
    7. ネガティブな体験談のほうが広まりやすい
  2. 「やめとけ」の声と実際を公平に整理
    1. IT人材の需要は続いている
  3. 未経験からエンジニアはやめたほうがいい人の特徴
    1. 「楽に稼げそう」が一番の動機になっている
    2. 学ぶことそのものが苦痛に感じる
    3. 人から教えてもらうのを待つ姿勢が強い
    4. 生活費の余裕がなく、年収が下がると困る
    5. 最初から「開発しかやりたくない」とこだわりが強い
  4. 未経験からでもエンジニアを目指す価値がある人の特徴
  5. 自分に向いているか確かめるセルフチェックリスト
  6. 未経験エンジニアで後悔しないための進め方
    1. ステップ1:目指す職種と働き方を決める
    2. ステップ2:小さく学習を始めて適性を確かめる
    3. ステップ3:お金と生活の計画を立てる
    4. ステップ4:企業選びで確認するポイントを押さえる
    5. ステップ5:注意したい求人や誘いを見極める
    6. ステップ6:一人で抱え込まず、情報源を複数持つ
  7. 未経験エンジニアになって後悔しやすいパターンと防ぎ方
    1. 入社後にできること
  8. 未経験エンジニアの「やめとけ」に関するよくある質問
    1. 「未経験エンジニアはやめとけ」という意見は信じないほうがよいですか?
    2. 30代から未経験でエンジニアを目指すのは遅いですか?
    3. スクールに通わないとエンジニアにはなれませんか?
    4. SESの企業には入社しないほうがよいですか?
    5. エンジニアに向いていないと感じたらどうすればよいですか?
  9. まとめ

「未経験エンジニアはやめとけ」と言われる主な理由

まずは、「未経験からエンジニアはやめとけ」と言われる理由を一つずつ見ていきましょう。どれも根拠のない噂というより、実際に起こりうることが誇張されたり、一部の事例が広まったりしたものです。理由を知ることで、自分にとって本当に問題になるかどうかを冷静に判断できるようになります。

学習が続かず、途中で挫折しやすい

エンジニアを目指すうえで最初の壁になりやすいのが、学習の継続です。プログラミングやネットワーク、サーバーの知識は、最初のうちは専門用語が多く、エラーが出ても原因がわからないことがよくあります。仕事や家事をしながら毎日学習時間を確保するのは簡単ではなく、「思っていたより難しい」「何を勉強すればよいかわからない」と感じて途中でやめてしまうケースは珍しくありません。

こうした経験をした人が「やめとけ」と発信することも多く、この声が広まりやすい理由の一つになっています。ただし、つまずきの多くは学習の範囲を広げすぎたり、ゴールを決めずに始めたりすることが原因です。目指す職種を決め、必要な範囲から順番に学べば、挫折のリスクは下げられます。

最初の仕事が想像していた内容と違う

「エンジニアになれば、すぐにアプリやWebサービスを開発できる」とイメージしている方もいるかもしれません。しかし、未経験で入社した場合、最初はシステムの運用・監視、テスト、ヘルプデスク、手順書に沿った作業など、比較的定型的な業務から始まることが一般的です。

こうした業務はITの現場を支える大切な仕事ですが、「開発がしたかったのに」「パソコンの前で監視ばかりしている」と感じると、ギャップから「こんなはずではなかった」と後悔してしまうことがあります。未経験エンジニアの最初の仕事は、技術の土台を身につけるための入り口と考え、そこからどのように業務の幅を広げていけるかを入社前に確認しておくことが大切です。

年収が一時的に下がることがある

未経験からエンジニアに転職すると、入社直後の年収は前職より下がることがあります。企業にとっては、実務経験のない人材を研修やOJTで育てる期間が必要になるため、スタート時の給与は控えめに設定されることが多いからです。

特に、前職で役職に就いていた方や、営業職でインセンティブを得ていた方は、下がり幅が大きく感じられるかもしれません。一方で、エンジニアはスキルや資格、経験年数が評価に反映されやすい職種でもあります。入社時の年収だけでなく、数年後にどのくらい伸ばせるかという視点で考えることが重要です。年収の目安については、未経験エンジニアの年収で詳しく解説しています。

IT業界の多重下請け構造で経験が積みにくいことがある

IT業界には、大手企業から受注した仕事を二次請け、三次請けへと再委託していく「多重下請け構造」があるといわれています。下請けの階層が深くなるほど、担当できる業務が限られたり、給与が上がりにくかったりする傾向があります。

また、SES(システムエンジニアリングサービス)と呼ばれる働き方では、お客様先の現場に常駐して仕事をします。SESそのものは、さまざまな現場を経験できる一般的な働き方です。ただし、企業によっては、スキルアップにつながりにくい現場に長く配属されたり、エンジニアとは言いにくい業務が中心になったりするケースもあり、「やめとけ」と言われる原因になっています。大切なのは、どのような案件に配属されるのか、キャリアの希望をどう考慮してもらえるのかを事前に確認することです。

スクールや情報商材の過剰な宣伝がある

「短期間で誰でもエンジニアになれる」「未経験から高収入」「在宅で自由に稼げる」といった宣伝を見かけたことがある方もいるでしょう。こうした魅力的な言葉を信じて高額な講座や情報商材を購入したものの、思ったような結果につながらなかったという声も聞かれます。

期待が大きいほど、現実とのギャップに失望しやすくなります。その結果、「エンジニアはやめとけ」「未経験では無理」という極端な意見につながることがあります。学習サービスを選ぶときは、宣伝文句だけで判断せず、学べる内容、費用、サポート範囲、転職支援の条件を冷静に確認しましょう。

学び続ける必要があり、楽な仕事ではない

IT技術は変化が早く、エンジニアとして働き続けるには、入社後も新しい知識を学び続ける必要があります。仕事の後や休日に勉強する時間を取る人も少なくありません。また、システムの運用を担当する場合は、夜間や休日のシフト勤務、障害発生時の対応が発生することもあります。

「一度スキルを身につければ安泰」「楽に稼げる」というイメージで目指すと、実際の働き方とのギャップを感じやすいでしょう。ただし、こうした負担の大きさは、職種や企業、配属先によって大きく異なります。学習時間を業務時間内に確保できるよう支援している企業や、資格取得の費用を補助している企業もあるため、求人を比べる際の判断材料にするとよいでしょう。

ネガティブな体験談のほうが広まりやすい

もう一つ見落としがちなのが、インターネット上の情報の偏りです。転職がうまくいき、今の仕事に満足している人は、わざわざ体験を発信しないことも多いものです。一方で、つらい経験をした人の声は共感を集めやすく、SNSなどで拡散されやすい傾向があります。

また、「やめとけ」という強い言葉は目を引きやすいため、注目を集める目的で使われることもあります。厳しい意見にも学ぶべき点はありますが、それが自分の状況にも当てはまるのかを一つずつ確かめる姿勢が大切です。

「やめとけ」の声と実際を公平に整理

ここまで見てきたように、「やめとけ」と言われる理由には一定の根拠があります。ただし、それぞれの理由は「未経験からは無理」という意味ではなく、事前の準備や企業選びで影響を小さくできるものがほとんどです。よく聞かれる声と実際のところ、取れる対策を表にまとめました。

よく聞かれる声実際のところ取れる対策
独学は挫折する範囲を広げすぎると挫折しやすいが、目標を絞れば続けやすい目指す職種を決め、必要な分野から学ぶ
最初は雑用ばかり運用・監視やテストから始まることが多いが、技術の土台になる入社後のステップアップの流れを確認する
年収が下がる入社直後は下がることがあるが、経験とともに伸ばしやすい職種生活費を試算し、昇給や資格手当の仕組みを確認する
下請けで成長できない企業や配属先によって差が大きい配属先の決め方や案件の傾向を面接で質問する
スクールに通えばすぐ稼げる学習サービスで学ぶだけで高収入になるとは限らない宣伝文句ではなく、内容と費用を比較して判断する
ずっと勉強が必要学び続ける必要はあるが、業務の中で身につく知識も多い興味のある分野を見つけ、無理のないペースで学ぶ

このように整理すると、「やめとけ」という声は、準備不足や企業選びのミスマッチから生まれているケースが多いことがわかります。反対に言えば、リスクを理解して行動すれば、後悔する可能性は下げられるということです。未経験からの転職の難易度については、未経験からのエンジニア転職は難しい?もあわせて参考にしてください。

IT人材の需要は続いている

厳しい声がある一方で、IT人材の需要が高いことも事実です。経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年)では、2030年に最大で約79万人のIT人材が不足する可能性があるという試算が示されています。経験者の採用だけでは人材を確保しきれないため、未経験者を採用して研修やOJTで育てる企業も多くあります。

つまり、「未経験だから採用されない」「未経験から目指しても意味がない」というわけではありません。ただし、需要があるからといって、準備なしに希望どおりの転職ができるとは限りません。需要があることと、自分に合う企業で成長できることは、分けて考える必要があります。

未経験からエンジニアはやめたほうがいい人の特徴

次のような考え方や状況に当てはまる場合は、エンジニア転職について一度立ち止まって考えてみることをおすすめします。ただし、当てはまるからといって、エンジニアを目指してはいけないということではありません。考え方を見直したり、準備を整えたりすれば解決できるものもあります。

「楽に稼げそう」が一番の動機になっている

「在宅で自由に働けそう」「未経験でもすぐ高収入になれそう」というイメージだけで目指すと、入社後のギャップが大きくなりやすいです。エンジニアは、リモートワークができる企業もありますが、最初は出社やお客様先での勤務が中心になることもあります。年収も、経験を積んで少しずつ上げていくのが一般的です。

学ぶことそのものが苦痛に感じる

エンジニアの仕事では、新しい技術や知識を学ぶ場面が日常的にあります。調べものや勉強がどうしても苦痛に感じる場合は、長く働き続けるのがつらくなる可能性があります。まずは無料の学習サイトや入門書で少し学んでみて、自分に合うかを確かめてみましょう。

人から教えてもらうのを待つ姿勢が強い

研修が充実している企業でも、現場では自分で調べて解決する力が求められます。わからないことをすぐに質問するのは大切ですが、「教えてもらえるまで何もしない」という姿勢だと、成長に時間がかかってしまいます。

生活費の余裕がなく、年収が下がると困る

入社直後に年収が下がった場合、生活が立ち行かなくなるような状況では、転職そのものが大きなストレスになります。家計を見直し、一時的に年収が下がっても生活できるかを試算してから判断することが大切です。

最初から「開発しかやりたくない」とこだわりが強い

未経験から応募できる求人は、インフラエンジニアや運用・保守、テスターなどの職種も多くあります。「開発職以外は一切考えない」というこだわりが強すぎると、応募できる求人が限られ、転職活動が長引くこともあります。

未経験からでもエンジニアを目指す価値がある人の特徴

一方で、次のような特徴がある方は、未経験からでもエンジニアとして活躍できる可能性があります。現時点でスキルがなくても、これからの取り組み次第で十分に目指せます。

  • 分からないことを自分で調べるのが苦にならない
  • パソコンやITの仕組みに興味がある
  • コツコツと地道な作業を続けられる
  • 手に職をつけ、長く働けるスキルを身につけたい
  • 数年単位でキャリアを考え、今の年収よりも将来の伸びを重視できる
  • チームで協力して仕事を進めることに抵抗がない
  • 前職で身につけた調整力や説明力、改善の経験を生かしたい

エンジニアの仕事は、黙々とパソコンに向かうだけではありません。お客様やチームメンバーとのやり取り、問題の原因を突き止めて改善する力も求められます。営業職や販売職、事務職などで培った経験が生きる場面も多くあります。

やめたほうがいい人と目指す価値がある人の違いを、表で比べてみましょう。

観点やめたほうがいい傾向目指す価値がある傾向
転職の動機楽に稼げそう、なんとなくかっこいい手に職をつけたい、ITで課題を解決したい
学習への姿勢勉強が苦痛で続かない調べて解決することに面白さを感じる
年収の考え方入社直後から高年収を期待する数年後の伸びを見据えて判断できる
職種の希望開発以外は考えられない始めやすい職種から経験を積むことも考えられる
仕事の進め方指示を待ち、教えてもらうまで動かないわからない点を調べ、必要なら質問できる
情報の集め方宣伝文句やSNSの声をそのまま信じる複数の情報源で確認し、自分で判断する

左側に当てはまる項目があっても、心配しすぎる必要はありません。考え方は、情報を集めたり実際に学習を始めたりする中で変わっていくものです。今の時点で右側の考え方に近づけるよう意識することが、後悔しない転職の第一歩になります。

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自分に向いているか確かめるセルフチェックリスト

エンジニア転職に踏み出す前に、次のチェックリストで自分の状況を確認してみましょう。当てはまる項目が多いほど、準備が整っているといえます。

  • 目指したい職種(開発、インフラ、運用・保守など)の仕事内容を調べたことがある
  • 1週間に数時間以上、学習の時間を確保できる見込みがある
  • 無料の教材や入門書で、実際に少し学習してみたことがある
  • 入社直後に年収が下がった場合の生活費を試算している
  • 転職したい理由を、自分の言葉で説明できる
  • エンジニアとして3年後、5年後にどうなりたいかを考えている
  • 未経験OKの求人を実際にいくつか見て、仕事内容や条件を比べたことがある
  • 家族など身近な人に、転職を考えていることを相談している

チェックがつかなかった項目は、これから準備すれば問題ありません。特に、実際に学習してみることと求人を見てみることは、エンジニアが自分に合うかを判断するうえでとても役立ちます。頭の中で不安を大きくするより、小さく行動して確かめてみるのがおすすめです。

未経験エンジニアで後悔しないための進め方

ここからは、「やめとけ」と言われる理由を踏まえ、未経験からエンジニアを目指すときに後悔しないための進め方を順番に紹介します。

ステップ1:目指す職種と働き方を決める

最初に、どのようなエンジニアを目指すのかを考えましょう。エンジニアには、Webサイトやアプリを作る開発エンジニア、サーバーやネットワークを扱うインフラエンジニア、システムを安定して動かす運用・保守エンジニアなど、さまざまな職種があります。職種によって必要な知識や、未経験から入りやすいかどうかが異なります。

未経験から目指されることが多い職種の特徴を、表にまとめました。

職種主な仕事内容未経験からの始めやすさ
開発エンジニアWebサイトやアプリ、業務システムを設計・開発する人気が高く、学習の成果物を求められることもある
インフラエンジニアサーバーやネットワークを設計・構築・運用する運用・監視から始められる求人が多い傾向がある
運用・保守エンジニアシステムが安定して動くよう監視し、トラブルに対応する手順が整った業務から経験を積みやすい
テストエンジニアシステムが仕様どおりに動くかを確認する品質管理の視点を身につけながら開発の流れを学べる

目指す方向が決まると、学ぶべき内容や応募する求人も絞り込めます。未経験から入りやすい職種としてはインフラエンジニアもよく挙げられるため、比較の材料にしてみてください。

ステップ2:小さく学習を始めて適性を確かめる

いきなり高額な講座に申し込むのではなく、まずは無料の学習サイトや入門書などで学習を始めてみましょう。1日30分から1時間でもかまいません。数週間続けてみて、楽しさや手応えを感じられるかを確かめることが大切です。

あわせて、ITパスポートや基本情報技術者試験などの資格の勉強に取り組むと、ITの基礎知識を体系的に学べます。資格は学習の目標になるだけでなく、選考で学ぶ意欲を示す材料にもなります。

学習を続けるコツは、「何を」「いつまでに」「どのくらい」学ぶかを決めておくことです。たとえば「1か月でLinuxの基本コマンドを一通り試す」「3か月後に資格試験を受ける」のように、期限と内容を具体的にすると、進み具合を確認しやすくなります。学んだ内容をノートやブログなどに記録しておけば、面接で学習の取り組みを伝える材料としても使えます。

ステップ3:お金と生活の計画を立てる

年収が一時的に下がる可能性を踏まえ、生活費を試算しておきましょう。毎月の固定費や貯蓄額を確認し、年収が下がっても生活を維持できるかを考えます。学習サービスを利用する場合は、その費用も含めて計画を立てることが大切です。

また、転職活動はできるだけ在職中に進めるのがおすすめです。収入が途切れない状態で活動すると、焦って条件の合わない企業に入社してしまうリスクを下げられます。

ステップ4:企業選びで確認するポイントを押さえる

未経験エンジニアの転職で後悔する原因の多くは、企業選びのミスマッチです。求人票や面接では、次のようなポイントを確認しましょう。

確認したいポイント確認する理由質問の例
研修の内容と期間未経験からの成長の土台になるため研修では具体的に何を学びますか
最初に担当する業務入社後のギャップを防ぐため入社後はどのような業務から始まりますか
ステップアップの流れ同じ業務だけで終わらないかを見極めるため未経験で入社した方は、何年目にどのような業務を担当していますか
配属先の決め方希望やスキルが考慮されるかを知るため配属先はどのように決まりますか
給与・評価の仕組み数年後の収入をイメージするため昇給や資格手当はどのような仕組みですか
研修費用の扱い退職時のトラブルを防ぐため研修費用の返還などの条件はありますか

面接で質問をすることは、失礼にはあたりません。むしろ、入社後のことを真剣に考えている姿勢として受け取られることもあります。研修制度について詳しく知りたい方は、研修ありの未経験OK求人も参考にしてください。

ステップ5:注意したい求人や誘いを見極める

「やめとけ」と言われる原因の一つに、条件のあいまいな求人や、過剰な宣伝があります。次のような特徴がある場合は、慎重に確認しましょう。

  • 仕事内容の説明があいまいで、エンジニアとして何をするのかがわからない
  • 「誰でも」「必ず」「短期間で高収入」など、極端な表現が多い
  • 固定残業代の時間や金額、研修費用の条件がはっきり書かれていない
  • 高額な講座や教材の購入を、入社や案件紹介の条件にしている
  • 質問に対して具体的な回答がなく、すぐに決断を迫られる

これらに当てはまるからといって、すべてが問題のある求人とは限りません。ただし、不明点をそのままにして決めないことが大切です。見分け方の詳細は、未経験エンジニア求人が怪しいと言われる理由と見分け方で解説しています。

ステップ6:一人で抱え込まず、情報源を複数持つ

SNSや掲示板の情報は、個人の体験や意見であることが多く、極端なものも少なくありません。1つの情報源だけで判断せず、企業の採用ページや公的なデータ、実際にIT業界で働く人の話など、複数の情報を比べることが大切です。

転職エージェントを利用すれば、求人票だけではわからない研修の内容や職場の雰囲気、配属の傾向などを教えてもらえることもあります。自分の経験や希望を整理しながら、客観的なアドバイスを受けられる点もメリットです。

また、転職するかどうかを最終的に決めるのは自分自身です。周りの意見を聞いたうえで、「なぜエンジニアになりたいのか」「どのような働き方をしたいのか」を自分の言葉で整理しておくと、入社後に壁にぶつかったときにも立ち返る軸になります。この整理は、選考で志望動機を伝えるときにも役立ちます。

未経験エンジニアになって後悔しやすいパターンと防ぎ方

実際に転職した後に「やめておけばよかった」と感じやすいのは、どのようなケースでしょうか。よく聞かれるパターンと、その防ぎ方をまとめました。

後悔しやすいパターン主な原因防ぎ方
仕事内容が想像と違った入社後の業務を確認せずに入社した最初の業務と、その後のステップを面接で確認する
スキルが身につかない同じ定型業務が長く続いている未経験入社の社員のキャリアを事前に聞いておく
生活が苦しくなった年収が下がることを想定していなかった生活費を試算し、在職中に転職活動を進める
学習についていけない入社前にほとんど学習していなかった入社前から基礎知識の学習を始めておく
高額な費用だけかかった宣伝文句を信じて契約した内容と費用、条件を比較してから判断する

どのパターンも、入社前の情報収集や準備で防げる可能性があります。後悔しやすい人の特徴については、未経験エンジニア転職で後悔する人の特徴でも詳しく紹介しています。

入社後にできること

入社後に「思っていたのと違う」と感じた場合でも、すぐに「失敗した」と決めつける必要はありません。最初の業務で身につく知識は、その後のキャリアの土台になります。上司に今後の希望を伝えたり、資格取得に取り組んだりすることで、担当業務の幅を広げていける場合もあります。

たとえば運用・監視の業務では、障害が起きたときの対応手順や、サーバーやネットワークの仕組みを実際の現場で学べます。日々の業務で「なぜこの手順なのか」「この設定は何のためにあるのか」を意識して調べるだけでも、身につく知識は大きく変わります。目の前の業務を次のステップにつなげる意識を持つことが、後悔を減らすポイントです。

どうしても成長できる環境ではないと感じた場合は、1〜2年ほど実務経験を積んだうえで、次のキャリアを考えるのも一つの方法です。実務経験があると、未経験のときよりも選べる求人の幅が広がる傾向があります。

未経験エンジニアの「やめとけ」に関するよくある質問

「未経験エンジニアはやめとけ」という意見は信じないほうがよいですか?

信じないほうがよいというより、参考になる部分を取り入れるのがおすすめです。「やめとけ」という声には、学習の難しさや最初の仕事とのギャップなど、実際に起こりうることが含まれています。ただし、一部の体験談が強調されていることもあるため、そのまま受け止めるのではなく、「自分の場合はどうか」「どう対策できるか」を考える材料にしましょう。

30代から未経験でエンジニアを目指すのは遅いですか?

30代から未経験でエンジニアに転職する方もいます。20代に比べると、ポテンシャルだけでなく、前職で培った経験や学ぶ姿勢をより具体的に伝えることが求められる傾向があります。マネジメントや顧客対応などの経験は、エンジニアの仕事でも生かせる場面があります。年代別のポイントは、20代・30代の未経験エンジニア転職に関するコラムもあわせて参考にしてください。

スクールに通わないとエンジニアにはなれませんか?

スクールに通わなくても、独学で基礎を学んで未経験からエンジニアに転職する方もいます。特に、研修制度が整った企業に入社する場合は、入社後に必要な知識を学べることも多いです。スクールは学習の進め方に迷う方には役立つこともありますが、費用がかかるため、学習内容や自分に必要なサポートを確認したうえで判断しましょう。

SESの企業には入社しないほうがよいですか?

SESは、お客様先の現場でさまざまなシステムに関わることができる働き方で、未経験から経験を積む入り口になっているケースもあります。一方で、配属先や案件によって得られる経験に差が出やすい面もあります。SESかどうかだけで判断するのではなく、配属先の決め方、研修やフォローの体制、未経験入社の社員のキャリアなどを確認して判断しましょう。

エンジニアに向いていないと感じたらどうすればよいですか?

学習を始めてみて向いていないと感じた場合は、無理に続ける必要はありません。ただし、「プログラミングが合わない」と感じても、インフラや運用・保守、テストなど、別の職種なら合う場合もあります。職種を変えて試してみることや、ITの知識を生かせる別の仕事を検討することも一つの選択肢です。

まとめ

「未経験エンジニアはやめとけ」と言われる背景には、学習の挫折しやすさ、最初の仕事とのギャップ、年収が一時的に下がる可能性、多重下請け構造、過剰な宣伝など、実際に起こりうる理由があります。ただし、その多くは事前に知っておくことで対策でき、企業選びや準備次第で後悔するリスクを下げることができます。大切なのは、厳しい声にも甘い宣伝にも振り回されず、自分に合うかを小さく行動しながら確かめていくことです。

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