「未経験からエンジニアになるのはきついと聞いて不安になった」「エンジニア1年目だけど、毎日がつらくて自分には向いていないのではないかと感じる」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。インターネット上には「未経験エンジニアはきつい」という声が多く、転職をためらってしまう方もいるかもしれません。
たしかに、未経験からエンジニアとして働き始めると、覚えることの多さや専門用語の壁、慣れない働き方などで「きつい」と感じる場面はあります。しかし、そのきつさの多くは原因がはっきりしていて、対策や職場選びによって軽くできるものです。どんな場面できつさを感じやすいのかを事前に知っておけば、入社後のギャップも小さくなります。
この記事では、未経験エンジニアが「きつい」と感じやすい場面を職種別に整理したうえで、きつさを乗り越えるコツ、きつさが少ない職場の選び方、そして「もう限界かもしれない」と感じたときの判断基準を解説します。
目次
未経験エンジニアは本当にきつい?
結論からお伝えすると、未経験エンジニアの仕事には「きつい」と感じやすい時期や場面があるのは事実です。ただし、そのきつさはずっと続くものではなく、多くの場合は知識や経験が足りないことによる一時的なきつさです。
エンジニアの仕事は、IT技術の知識を前提に進みます。未経験で入社した直後は、周りの会話や資料の内容が理解できず、自分だけが取り残されているように感じることがあります。これは能力の問題ではなく、単純に「まだ知らない」だけの状態です。知識が増え、業務の流れがわかってくると、同じ仕事でも負担はかなり軽くなっていきます。
一方で、職場環境が原因のきつさもあります。研修やフォローの体制がない、長時間労働が当たり前になっている、相談できる人がいないといった状況では、本人の努力だけでは解決が難しくなります。つまり、未経験エンジニアのきつさには、次の2種類があると考えるとわかりやすいでしょう。
| きつさの種類 | 主な原因 | 解決の方向性 |
|---|---|---|
| 成長の過程で生じるきつさ | 知識や経験の不足、業務への不慣れ | 学習習慣や質問の工夫で、時間とともに軽くなりやすい |
| 職場環境によるきつさ | 教育体制の不足、長時間労働、人間関係 | 本人の努力だけでは変えにくく、相談や環境の見直しが必要 |
自分が感じているきつさがどちらに近いのかを見極めることが、適切な対処につながります。未経験から働き始めた後の全体像については、未経験エンジニアの現実でも詳しく解説しています。
きついと感じやすい人・感じにくい人の違い
同じ職場で同じ仕事をしていても、きつさの感じ方には個人差があります。一般的に、次のような考え方や習慣がある人は、未経験からでもきつさを感じにくい傾向があります。
- わからないことを「知らないだけ」と捉え、調べることを楽しめる
- 最初から完璧を求めず、少しずつできることを増やしていける
- 困ったときに早めに周りへ相談できる
- 仕事とプライベートの切り替えがうまく、休むときはしっかり休める
反対に、「一度で全部覚えなければならない」「人に迷惑をかけてはいけない」と考えすぎる真面目な人ほど、自分を追い込んできつさを強く感じやすいことがあります。ただし、これらは性格で決まるものではなく、考え方や仕事の進め方を少し変えるだけで改善できることがほとんどです。この記事の後半で紹介するコツも参考にしてください。
未経験エンジニアがきついと感じやすい6つの場面
未経験からエンジニアになった方がよく「きつい」と感じる場面は、主に次の6つです。事前に知っておくだけでも、心の準備ができます。
覚えることが多い
エンジニアの仕事では、プログラミング言語やOS、ネットワーク、データベースなど、幅広い知識が求められます。さらに、担当するシステムの仕組みや社内の業務ルール、使用するツールの操作方法なども覚える必要があります。入社直後は、何から覚えればよいのかわからず、情報量の多さに圧倒されるという声がよく聞かれます。研修で学んだ内容と、配属先で実際に使う技術が違っていて、改めて学び直す必要が出てくるケースもあります。
専門用語がわからない
会議や打ち合わせ、チャットでのやりとりでは、「デプロイ」「サーバー」「プロトコル」「要件定義」などの専門用語や略語が当たり前のように使われます。言葉の意味がわからないと、話の内容を理解できず、自分だけ置いていかれているように感じやすくなります。社内独自の呼び方や略称が多い職場では、なおさら戸惑うことがあります。わからない言葉を調べているうちに、その説明の中にまた知らない言葉が出てくるという状況も、未経験のうちはよくあることです。
質問しづらい
わからないことがあっても、「こんな初歩的なことを聞いてもいいのだろうか」「先輩が忙しそうで声をかけにくい」と感じ、質問できずに一人で抱え込んでしまうケースがあります。質問のタイミングを逃すと作業が止まり、結果的に遅れや手戻りにつながるため、さらに質問しにくくなるという悪循環に陥りがちです。リモートワーク中心の職場では、相手の様子が見えないため、声をかけるタイミングがつかみにくいと感じる方もいます。
障害対応・夜勤・シフト勤務がある
システムの運用・保守や監視を担当する場合、24時間365日システムを動かし続けるために、夜勤やシフト勤務があることがあります。また、システムに障害が発生したときは、時間帯に関係なく対応が必要になる場合もあります。生活リズムが不規則になりやすく、体力面や睡眠面で負担を感じる方もいます。障害対応では、システムを早く復旧させなければならないという緊張感もあり、慣れないうちは精神的な負担を感じやすい場面です。
納期に追われる
システム開発はプロジェクト単位で進み、各工程に納期が設定されています。納期が近づくと作業量が増え、残業が多くなることもあります。未経験のうちは作業に時間がかかりやすいため、「周りのペースについていけない」「自分のせいで遅れているのでは」とプレッシャーを感じることがあります。自分の作業の見積もりがまだ難しく、想定より時間がかかってしまうことも、未経験のうちによくあるつまずきの一つです。
自己学習の時間を確保しにくい
IT技術は変化が速いため、エンジニアは働きながら学び続けることが求められます。未経験の場合は特に、業務時間外にも基礎知識や資格の勉強をする必要が出てきます。仕事で疲れている中で学習時間を確保するのは簡単ではなく、プライベートとのバランスに悩む方も少なくありません。特に資格試験の前などは、休日の多くを勉強にあてることになり、負担を感じやすくなります。
職種別に見るきつさの違い(SE・プログラマー・インフラ)
未経験エンジニアがきついと感じるポイントは、職種によっても異なります。代表的な3つの職種について、きついと感じやすい場面を整理しました。
| 場面 | システムエンジニア(SE) | プログラマー | インフラエンジニア |
|---|---|---|---|
| 覚えることの多さ | 技術に加え、お客様の業務知識も必要 | 言語やフレームワークの文法・書き方 | OS、ネットワーク、サーバー、クラウドなど範囲が広い |
| 専門用語 | 技術用語と業界用語の両方が飛び交う | コードやツールに関する用語が多い | 機器やプロトコルなど聞き慣れない略語が多い |
| 質問しづらさ | 打ち合わせ中は質問のタイミングが限られる | エラーの原因を説明しにくく、質問が難しい | 夜勤中などは相談相手が少ないことがある |
| 障害対応・夜勤・シフト | 基本は日勤だが、リリース前後に対応が発生することも | 基本は日勤。不具合修正で急な対応が入ることも | 運用・監視ではシフト勤務や夜勤がある場合も |
| 納期 | 全体の進行管理や調整の負担が大きい | 実装期限に追われやすい | 構築案件では期限、運用では安定稼働が求められる |
| 自己学習 | 設計手法や業務知識も学ぶ必要がある | 新しい言語・技術の習得が続く | 資格取得やクラウド技術の学習が求められやすい |
表のとおり、どの職種にもきつい場面はありますが、その中身は異なります。自分がどのようなきつさなら受け止めやすいかを考えることも、職種選びのヒントになります。
システムエンジニア未経験がきついと感じやすいポイント
システムエンジニアは、お客様の要望を聞き取り、システムの仕様を決める上流工程を担うことが多い職種です。技術的な知識に加えて、お客様の業界や業務の知識、関係者との調整力も求められます。未経験の場合は、最初からSEとして上流工程を担当することは少なく、テストやプログラミングなどの工程から経験を積み、徐々に設計や要件定義に関わっていくのが一般的です。「技術もわからないのに調整役も求められる」というきつさを感じる場面もありますが、段階的に役割が広がるケースが多いことを知っておくと安心です。
プログラマー未経験がきついと感じやすいポイント
プログラマーは、設計書をもとにプログラムを書く仕事です。エラーの原因がわからず何時間も解決できない、書いたコードをレビューで何度も指摘されるといった場面で、きつさを感じやすい傾向があります。ただし、コードレビューの指摘は成長のための材料であり、否定ではありません。指摘を一つずつ自分の知識として蓄えていくことで、同じミスは少しずつ減っていきます。
インフラエンジニア未経験がきついと感じやすいポイント
インフラエンジニアは、サーバーやネットワークなど、システムを動かす土台を設計・構築・運用する仕事です。未経験の場合は、運用・監視業務から始まることが多く、シフト勤務や夜勤がある職場もあります。生活リズムの変化や、障害発生時の緊張感をきついと感じる方もいます。一方で、運用・監視は手順書に沿って進める業務が多いため、未経験でも業務の全体像をつかみやすく、実務の中で基礎知識を身につけられるというメリットもあります。インフラエンジニアの仕事内容については、インフラエンジニアとはで詳しく紹介しています。
未経験エンジニア1年目がつらいと感じやすい時期
未経験エンジニアの1年目は、時期によってつらさの種類が変わる傾向があります。あくまで一般的な傾向ですが、どの時期にどんな壁があるのかを知っておくと、「今のつらさは誰もが通る道なのだ」と冷静に受け止めやすくなります。
| 時期 | よくある状況 | つらさの中身 | 意識したいこと |
|---|---|---|---|
| 入社〜3か月 | 研修やOJTで基礎を学ぶ | 覚えることの多さ、専門用語がわからない | 完璧を目指さず、用語や手順をメモして蓄積する |
| 3か月〜半年 | 実務に少しずつ関わり始める | 作業が遅い、ミスが怖い、質問しづらい | 質問の仕方を工夫し、早めに相談する |
| 半年〜1年 | 任される業務が増えてくる | 責任の重さ、納期や障害対応のプレッシャー | できるようになったことを振り返り、自信につなげる |
| 1年目以降 | 担当業務の全体像が見えてくる | 次のステップが見えず焦る | 資格取得や新しい業務への挑戦で成長の方向を決める |
特に入社から半年ほどは、「周りと比べて自分だけができていない」と感じやすい時期です。しかし、周りの先輩たちも最初は同じようにわからないことだらけだったはずです。1年前の自分と比べてどれだけ成長したかという視点を持つと、つらさの感じ方が変わってきます。
また、1年目の終わりごろになると、日々の業務には慣れてきた一方で、「このままでいいのだろうか」とキャリアについて悩み始める方もいます。これは、目の前の業務をこなせるようになり、先のことを考える余裕が出てきた証拠ともいえます。上司との面談などの機会を活用して、次に挑戦したい業務や取りたい資格を相談してみましょう。目標が決まると、学習にも前向きに取り組みやすくなります。
IT業界に詳しいアドバイザーが、求人選びから面接対策までサポート未経験からのエンジニア転職を無料で相談する無料で相談する ›未経験エンジニアのきつさを乗り越えるコツ
未経験エンジニアのきつさの多くは、日々の工夫で軽くすることができます。ここでは、今日から実践しやすい5つのコツを紹介します。
質問の仕方を工夫する
質問しづらさを解消するには、「相手が答えやすい質問」をすることが大切です。次のポイントを意識すると、短い時間で的確な回答をもらいやすくなります。
- 何をしようとしていて、どこで困っているのかを最初に伝える
- 自分で調べたこと、試したことを具体的に伝える
- エラーメッセージや画面の状態など、状況がわかる情報を添える
- 「〜という理解で合っていますか」と、自分の仮説を伝えて確認する
- 相手の手が空いていそうなタイミングを選ぶか、チャットで要点をまとめて送る
また、「15分調べてもわからなければ質問する」など、自分なりの質問のルールを決めておくのもおすすめです。一人で何時間も悩むより、早めに相談したほうがチーム全体の効率も上がります。多くの職場では、未経験者が質問することは当然のことと考えられています。遠慮しすぎず、質問も仕事の一部だと捉えましょう。
無理のない学習習慣をつくる
自己学習は、長時間まとめて取り組むよりも、短い時間でも継続することが大切です。「通勤時間に用語を1つ調べる」「寝る前に30分だけ参考書を読む」など、生活の中に無理なく組み込める形を考えましょう。
学習の内容は、今の業務に直結するものを優先するのがポイントです。業務で出てきた用語や技術を調べると、学んだことをすぐに実務で使えるため、理解が深まりやすくなります。目標があるほうが続けやすい方は、ITパスポートや基本情報技術者試験、CCNA、LinuC(Linux技術者認定)などの資格取得を目標にするのもよいでしょう。未経験者におすすめの資格は、未経験エンジニアにおすすめの資格5選で紹介しています。
メモと手順書を自分で整える
覚えることが多いきつさには、メモが効果的です。教わったことや調べたことは、その場でメモに残しておきましょう。特におすすめなのは、次のような内容を自分用にまとめておくことです。
- 業務でよく使う専門用語と、その意味を自分の言葉で書いた用語集
- 繰り返し行う作業の手順と、つまずきやすいポイント
- 過去に起きたエラーと、そのときの解決方法
- 質問して教わった内容と、教えてくれた人の名前
同じことを何度も質問しなくて済むようになるだけでなく、自分用の手順書が充実していくことで成長を実感しやすくなるというメリットもあります。職場の手順書に不足や古い箇所を見つけたら、先輩に確認したうえで更新を提案すると、チームへの貢献にもなります。
小さな目標を立てて達成感を積み重ねる
「一人前のエンジニアになる」という大きな目標だけでは、ゴールが遠すぎて成長を実感しにくくなります。「今週中にこの作業を一人でできるようにする」「今月はこの用語集を20語増やす」など、短い期間で達成できる小さな目標を立ててみましょう。達成するたびに自信がつき、「自分にもできる」という感覚が、きつい時期を乗り越える支えになります。目標を達成できたら、上司やOJT担当に報告して、次の目標について相談するのもおすすめです。
メンタル面のセルフケアを意識する
未経験エンジニアのきつさは、精神的な負担として表れることも多いものです。次のような考え方や習慣を意識してみましょう。
- 最初から完璧にこなそうとせず、「今は学ぶ時期」と割り切る
- 周りの先輩ではなく、過去の自分と比べて成長を確認する
- ミスをしたら一人で抱え込まず、早めに報告して対策を考える
- 休日はしっかり休み、睡眠や食事など生活の基本を整える
- 同期や友人など、気持ちを話せる相手を持つ
ミスをしたときに落ち込むのは自然なことですが、ミスを早めに報告できる人は、職場でも信頼されやすい傾向があります。失敗を隠さず、次にどう防ぐかを考える姿勢を大切にしましょう。
きつさが少ない職場の選び方
未経験エンジニアのきつさは、職場によって大きく変わります。特に「職場環境によるきつさ」は、入社前の企業選びである程度避けることができます。求人票や面接で、次のポイントを確認しましょう。
| 確認したいポイント | チェックする内容 | 面接での質問例 |
|---|---|---|
| 研修制度 | 研修の期間と内容、研修後のフォロー体制 | 「研修ではどのような内容を学びますか」 |
| 教育・相談体制 | OJT担当やメンター制度があるか | 「配属後に相談できる先輩はいますか」 |
| 入社後の業務 | 最初に担当する業務と、その後のステップ | 「未経験で入社した方は、最初にどんな業務を担当していますか」 |
| 労働時間 | 平均残業時間、固定残業代の有無と時間数 | 「繁忙期の残業はどのくらいになりますか」 |
| 勤務形態 | 夜勤やシフト勤務の有無、頻度 | 「夜勤やシフト勤務はありますか。ある場合はどのくらいの頻度ですか」 |
| 学習支援 | 資格取得支援、受験費用の補助、資格手当 | 「資格取得を支援する制度はありますか」 |
| 未経験入社の実績 | 未経験から入社した社員の有無と現在の仕事 | 「未経験から入社した方は、今どのような仕事をしていますか」 |
研修とフォロー体制が整っている
未経験者を継続的に採用している企業では、研修やOJT、メンター制度などの教育体制が整っていることが多い傾向があります。研修の期間だけでなく、研修が終わった後に相談できる仕組みがあるかどうかも重要です。研修が充実した求人の探し方は、研修ありの未経験OK求人で解説しています。
働き方が自分の生活に合っている
夜勤やシフト勤務がある職場は、生活リズムの面できついと感じる方もいれば、平日の日中に時間を使えることをメリットと感じる方もいます。どちらが良い・悪いではなく、自分の体力や生活スタイルに合っているかで判断することが大切です。気になる場合は、夜勤の頻度や日勤への移行の可能性などを面接で確認しておきましょう。また、お客様先に常駐して働く場合は、配属先によって働き方や職場の雰囲気が変わることがあります。配属先がどのように決まるのか、配属後も自社の上司や先輩に相談できる仕組みがあるのかもあわせて確認しておくと安心です。
労働時間や条件が明確に示されている
残業時間や固定残業代の条件、休日の取り方などが求人票に明確に書かれているかも確認しましょう。なお、労働基準法では時間外労働の上限が原則として月45時間・年360時間と定められています(2019年4月施行、中小企業は2020年4月から適用)。求人票や面接で労働時間について具体的に説明してくれる企業は、働き方に配慮している可能性が高いといえます。
未経験から入社した社員が活躍している
未経験から入社した社員が多く在籍し、現在も活躍している企業は、未経験者を育てるノウハウを持っている可能性があります。未経験者がつまずきやすいポイントを先輩社員がよく理解しているため、質問しやすい雰囲気があったり、教え方が工夫されていたりすることも期待できます。求人票に記載がない場合は、面接で「未経験から入社した方の入社後の流れ」を質問してみましょう。具体的な事例を交えて説明してくれるかどうかも、判断材料の一つになります。
「きつい」が限界を超えたときの判断基準
乗り越えるコツを実践しても、どうしてもきつさが和らがないこともあります。無理をしすぎて心身の健康を損なってしまっては元も子もありません。次のような状態が続いている場合は、働き方を見直すサインと考えましょう。
- 眠れない、食欲がない、休日も仕事のことが頭から離れない状態が続いている
- 長時間労働や休日出勤が常態化し、改善の見込みがない
- 質問や相談をしても、否定されたり叱責されたりする環境が続いている
- 研修やフォローがなく、未経験者への育成の姿勢が感じられない
- エンジニアとしてのスキルが身につかない業務ばかりを長期間担当している
まずは社内で相談する
限界を感じたら、まずは上司やOJT担当、人事など、社内で相談できる人に状況を伝えましょう。業務量の調整や配置転換などで、状況が改善することもあります。一人で抱え込まず、「困っている」と声に出すことが第一歩です。
心身の不調があれば専門家に相談する
体調やメンタルに不調を感じている場合は、医療機関や専門の相談窓口に早めに相談することが大切です。厚生労働省の働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」では、働く人向けの相談窓口の情報が紹介されています。社内に産業医がいる場合は、産業医に相談するのもよいでしょう。「このくらいで相談してもいいのだろうか」と迷う段階で相談しておくことが、不調を長引かせないためのポイントです。
「仕事内容」と「職場」のどちらが合わないのかを整理する
働き方を見直すときは、「エンジニアの仕事そのものが合わない」のか、「今の職場環境が合わない」のかを分けて考えることが大切です。エンジニアの仕事自体には興味があるものの、職場環境がきつい場合は、エンジニアとしての経験を活かして別の企業へ転職するという選択肢もあります。未経験で入社した後でも、実務経験を積んでいれば、次の職場の選択肢は広がっていきます。一方で、仕事内容そのものが合わないと感じる場合は、同じIT業界の中でも別の職種を検討するなど、幅広く可能性を考えてみましょう。
感情的に退職を決めてしまうと、後から後悔することもあります。次の職場を選ぶときは、今の職場で何がきつかったのかを具体的に書き出し、同じ状況を避けられる企業かどうかを確認しましょう。たとえば「相談できる人がいなかった」のであれば教育体制を、「夜勤が体に合わなかった」のであれば勤務形態を重点的に確認するといった形です。在職中に次の職場を探し始めれば、収入の心配をせずに落ち着いて企業を比較できます。
未経験エンジニアのきつさに関するよくある質問
未経験エンジニアのきつさは、どのくらいで楽になりますか?
個人差や職場によって異なりますが、一般的には、業務の流れや基本的な用語がわかるようになってくると、きつさは少しずつ和らいでいく傾向があります。最初の数か月は特に負担を感じやすい時期ですが、メモを取りながら一つずつ理解を積み重ねていけば、「わからないことだらけ」の状態から徐々に抜け出せます。焦らず、自分のペースで成長していくことが大切です。
文系出身の未経験者は、よりきついですか?
文系出身であることだけで、エンジニアの仕事がよりきつくなるわけではありません。IT業界では文系出身のエンジニアも多く活躍しています。エンジニアの仕事には、お客様の要望を理解する力や、わかりやすく説明する力、チームで協力する力も求められ、前職までの経験が活きる場面も多くあります。大切なのは出身学部ではなく、学び続ける姿勢です。
夜勤やシフト勤務がきつい場合、日勤の仕事に移れますか?
企業や担当する案件によって異なりますが、運用・監視業務で経験を積んだ後、構築や設計などの日勤中心の業務へステップアップするケースは多くあります。入社前の面接で、「夜勤のある業務からどのようなステップで次の業務に移るのか」を確認しておくと安心です。エンジニアのキャリアの広がり方については、未経験から入社したエンジニアのキャリアパスで紹介しています。
仕事がきついとき、すぐに辞めてもよいのでしょうか?
心身の健康に影響が出ている場合は、無理をせず休むことや、働き方を見直すことを優先してください。一方で、「覚えることが多くてつらい」など成長の過程で生じるきつさの場合は、時間とともに和らぐこともあります。辞めるかどうかを判断する前に、上司への相談や業務の調整など、今の職場でできることがないかを一度考えてみましょう。そのうえで、状況が変わらない場合は転職を検討するのも一つの選択肢です。
入社前にできる、きつさを減らす準備はありますか?
入社前にIT用語や基礎知識を少しでも学んでおくと、入社後の「専門用語がわからない」というきつさを減らせます。ITパスポートなどの入門的な資格の勉強は、IT全般の基礎を体系的に学べるため特におすすめです。また、企業選びの段階で研修制度や働き方をしっかり確認しておくことも、入社後のきつさを減らすための大切な準備です。
まとめ
未経験エンジニアが「きつい」と感じやすいのは、覚えることの多さや専門用語の壁、質問しづらさ、夜勤やシフト勤務、納期のプレッシャー、自己学習の時間確保などが重なりやすいためです。ただし、その多くは知識や経験が増えるにつれて軽くなる一時的なきつさです。質問の仕方を工夫し、無理のない学習習慣をつくり、メモや手順書を整えることで、きつさを少しずつ乗り越えていけます。
一方で、職場環境によるきつさは本人の努力だけでは解決が難しいため、入社前の企業選びが重要です。研修やフォロー体制、労働時間、勤務形態などを確認し、自分に合った職場を選びましょう。もし限界を感じたときは、一人で抱え込まず、社内や専門の窓口に相談してください。
TECH STARTは、エンジニア未経験OKの求人・転職サイトです。研修制度や働き方など、未経験から安心して働ける環境かどうかを確認しながら求人を選べるよう、専任のアドバイザーが求人紹介から選考対策まで無料でサポートします。10,000件以上の非公開求人も取り扱っています。まずは未経験OKのエンジニア求人一覧から、気になる求人を探してみてください。

