JavaScript・TypeScriptエンジニアとは?できること
JavaScript・TypeScriptエンジニアとは、JavaScriptやTypeScriptを使ってWebサイトやWebアプリケーションを開発するエンジニアです。JavaScriptはWebブラウザ上で動くプログラミング言語として標準的に使われており、多くのWebサービスの画面を支えています。TypeScriptはJavaScriptに「型」の仕組みを加えた言語で、最終的にJavaScriptに変換して動かします。大きめの開発ではTypeScriptを採用する現場も多く、求人票では両方をまとめて扱うことが一般的です。
JavaScriptの大きな特徴は、画面(フロントエンド)とサーバー(サーバーサイド)の両方を同じ言語で開発できることです。主な用途は次のとおりです。
- フロントエンド開発:ボタンを押したときの動き、入力チェック、画面の切り替えなど、ユーザーが直接触れる部分
- サーバーサイド開発:Node.jsを使ったAPIの開発やデータベースとの連携
- スマートフォンアプリ・デスクトップアプリ:React NativeやElectronなどを使ったアプリ開発
- Webサイト制作:企業サイトやキャンペーンサイトの動きのある表現
代表的なフレームワーク・ライブラリには、画面開発のReact、Vue.js、それらをもとにしたNext.js、Nuxt、サーバーサイドのExpress、NestJSなどがあります。求人票では「TypeScript/React」「Vue.js/Nuxt」「Node.js(NestJS)」のように、言語とフレームワークを組み合わせて書かれていることが多いので、どれを使うのかを確認しておきましょう。
JavaScript・TypeScriptの求人の特徴
JavaScript・TypeScriptの求人は、Webサービスを提供する企業を中心に、幅広い業界で見られます。Webの画面があるシステムであれば、業務システムでも一般消費者向けのサービスでも使われるため、求人の種類も多様です。
企業の種類で見ると、次のような傾向があります。
- 自社開発企業:自社のWebサービスやアプリを開発します。React・Vue.jsとTypeScriptを使ったフロントエンド開発の求人が多く見られます
- 受託開発企業・SIer:顧客の依頼でWebシステムや業務システムの画面を開発します。サーバーサイドは別の言語(JavaやPHPなど)で、画面をJavaScriptで作る構成もよくあります
- SES企業:顧客先のプロジェクトでフロントエンドやNode.jsの開発を担当します
- Web制作会社:企業サイトなどの制作で、HTML・CSSとあわせてJavaScriptを使います
働き方の違いはSES・SIer・自社開発の違いで詳しく解説しています。
職種名も「フロントエンドエンジニア」「Webエンジニア」「サーバーサイドエンジニア」「フルスタックエンジニア」などさまざまです。同じJavaScriptの求人でも、画面の開発が中心なのか、サーバーまで担当するのかで必要なスキルが大きく変わります。このページ上部では、掲載中の求人件数や未経験OKの件数、勤務地の傾向を自動で集計していますので、あわせてご覧ください。
JavaScript・TypeScriptエンジニアの仕事内容
JavaScript・TypeScriptエンジニアの仕事を、開発の流れに沿って紹介します。担当範囲は企業やチームの体制によって違います。
要件定義・設計
どのような画面や機能が必要かを、企画担当者やデザイナー、顧客と相談しながら決めます。フロントエンドでは、画面をどのような部品(コンポーネント)に分けるか、データをどう管理するかを設計します。サーバーサイドでは、APIの仕様やデータベースの構成を決めます。経験を積んだエンジニアが中心となる工程です。
実装(フロントエンド)
デザインをもとに、ReactやVue.jsで画面を組み立てます。ボタンやフォームなどの部品を作り、APIからデータを受け取って表示したり、入力内容をサーバーに送ったりする処理を書きます。スマートフォンやパソコンなど、画面の大きさが違っても見やすく表示されるように調整するのも大切な仕事です。
実装(サーバーサイド)
Node.jsを使って、画面から呼び出されるAPIを開発します。会員登録やログイン、データの保存・検索などの処理を作り、データベースと連携させます。TypeScriptを使えば、フロントエンドとサーバーサイドで同じ型の定義を共有できることもあります。
テスト・運用改善
作った機能が正しく動くかを確認するテストを書き、リリース後は不具合の修正や表示速度の改善、使いやすさの改善を続けます。Webサービスはリリース後も改善を繰り返すことが多いため、ユーザーの反応を見ながら機能を追加していく仕事も多くあります。
JavaScript・TypeScriptエンジニアの年収・キャリア
JavaScript・TypeScriptエンジニアの年収は、経験年数・担当工程・業界・企業の種類によって大きく変わります。一般的には、画面の実装を中心に担当する段階から、設計やサーバーサイド、チームのリードやマネジメントまで担当範囲が広がるにつれて、年収も高くなる傾向があります。具体的な水準は、このページ上部の集計(想定年収の中央値)もあわせてご覧ください。
キャリアの方向性としては、次のようなものがあります。
- フロントエンドの専門性を深める:設計、表示速度の改善、アクセシビリティ(障害の有無や利用環境にかかわらず使いやすい画面づくり)などに強いスペシャリスト
- 担当範囲を広げる:Node.jsや別の言語でサーバーサイドも担当するフルスタックエンジニア、クラウドを含めた開発
- チームを率いる:テックリード、エンジニアリングマネージャー、プロダクト開発の責任者
JavaScriptまわりはフレームワークや開発ツールの変化が比較的早い分野です。新しい技術を学び続ける姿勢が、評価や担当範囲の広がりにつながりやすいといえます。職種ごとの違いはエンジニアの職種一覧でも紹介しています。
未経験からJavaScript・TypeScriptエンジニアを目指すには
未経験から目指す場合は、HTML・CSSとJavaScriptの基礎を固め、フレームワークを使って簡単なアプリケーションを作り、それを選考で見せられる状態にする、という流れで進めるのが現実的です。
学習の進め方
- Webの基礎:HTML・CSSで画面を作る方法、ブラウザとサーバーのやりとりのしくみ
- JavaScriptの基礎:変数、関数、配列、オブジェクト、画面の操作(DOM)、非同期処理(APIからデータを取得する処理)
- TypeScript:型の書き方と、型があることでミスを防げる理由
- フレームワークとツール:ReactまたはVue.jsの基本、Gitの使い方
学んだことは、ToDoアプリや天気予報の表示アプリなど、公開されているAPIを使った小さなアプリケーションにまとめるのがおすすめです。GitHubでコードを公開し、実際に動く画面を見せられると、選考で学習の成果を伝えやすくなります。作り方の例はエンジニアのポートフォリオ例を参考にしてください。
求められるレベル
未経験を受け入れる求人では、実務レベルまでは求めず、自分で調べて手を動かした経験や、学び続ける意欲を重視する企業が多くあります。一方で、自社開発企業のフロントエンド職などでは、一定の制作物やフレームワークの経験を応募条件にしている求人もあります。「未経験歓迎」と書かれていても条件は企業ごとに違うので、必須条件をよく確認しましょう。
狙いやすい入口の職種
未経験からは、Web制作会社のコーダー、受託開発企業やSES企業のWebエンジニア、研修制度のある企業のフロントエンドエンジニアなどからスタートするケースが見られます。最初はHTML・CSSの修正や既存画面の改修を担当し、徐々にフレームワークを使った開発へと進む流れです。未経験可の求人は未経験OKの求人一覧からも探せます。
JavaScript・TypeScriptの求人を選ぶときのポイント
JavaScript・TypeScriptの求人は、技術の組み合わせや担当範囲の幅が広いのが特徴です。応募の前に、求人票の次の点を確認しましょう。
| 確認する項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 担当範囲 | フロントエンドのみか、サーバーサイドまで担当するか。デザインやHTML・CSSのコーディングも含むか |
| 技術スタック | React・Vue.jsなどのフレームワーク、TypeScriptの採用有無、Node.jsの利用、サーバーサイドの言語 |
| 開発するもの | 自社のWebサービス、顧客のWebシステム、企業サイトの制作など、何を作るのか |
| 教育体制 | 研修の有無と内容、コードレビューの文化、相談できる先輩エンジニアがいるか |
| 働き方 | 自社内での開発か、顧客先での勤務か。リモートワークの可否や頻度 |
| 応募条件 | 「未経験歓迎」でも、制作物の提出や学習経験などの条件は求人ごとに違うため、必須条件と歓迎条件を分けて確認する |
技術スタックが自分の学習内容と合っていると、入社後に早く戦力になりやすくなります。ただし、使っている技術だけで決めず、どのような経験を積めるかもあわせて検討しましょう。
JavaScript・TypeScriptの求人・転職に関するよくある質問
JavaScriptとTypeScriptはどちらを学ぶべきですか?
まずはJavaScriptの基礎から学ぶのがおすすめです。TypeScriptはJavaScriptに型の仕組みを加えた言語なので、JavaScriptの理解が土台になります。基礎がわかったら、早めにTypeScriptにも触れておくと、TypeScriptを採用している求人にも応募しやすくなります。
ReactとVue.jsはどちらが求人に有利ですか?
どちらも多くの現場で使われており、地域や業界、企業によって採用状況は異なります。応募したい求人でどちらが使われているかを確認して選ぶのが現実的です。考え方には共通点が多いので、1つをしっかり学べば、もう1つも学びやすくなります。
JavaとJavaScriptは違う言語ですか?
はい、名前は似ていますが別の言語です。JavaScriptはWebの画面やNode.jsでのサーバーサイド開発に使われ、Javaは主に業務システムやサーバーサイド開発に使われます。求人を探すときは混同しないよう注意しましょう。
未経験からフロントエンドエンジニアになれますか?
未経験からフロントエンドエンジニアとして働き始める人もいます。ただし、求められるスキルは企業によって違うため、学習の成果を見せられる制作物を用意し、自分のレベルに合った求人を選ぶことが大切です。
TECH STARTでは、専任のアドバイザーがJavaScript・TypeScriptの求人選びや応募書類の準備、面接対策まで無料でサポートしています。サイトに掲載していない非公開求人も10,000件以上あります。「フロントエンドとサーバーサイドのどちらを目指すか迷っている」「未経験から応募できる求人を知りたい」という方は、お気軽にご相談ください。無料でキャリア相談する
























